多くの方が抱える肌悩みの1つが「しわ」です。
しわが既にできているので改善したい・しわができない肌作りをしたいという方もいるはず。
効果があると予想できる化粧品類を適当に選ぶのではなく、原因や対策などをハッキリ把握するのがおすすめです。
そこでここでは、しわの原因と対策予防方法をご紹介します。

しわの原因について

しわは自然にできてしまうもの。
そう思っていませんか。
しかし、しわが発生する原因があるのです。
大きく分けると2つありますので、それぞれについてまとめていきます。

表皮性しわ

いわゆる「小じわ」と呼ばれるのがこの表皮性しわです。
主として皮膚の乾燥が原因で生じることが大半。
表人は皮膚の表面上の部分を指しています。
皮膚が乾燥状態を起こすと、角質層が剥がれ落ちやすくなり、その部分から皮膚の水分が蒸発してしまうのです。
そのことでしわが生まれます。
表皮性しわは、若年層でもその可能性はありますが、一時的なものにとどまるケースが大半。
それは、年齢的にもともと肌に弾力があるからです。
しかし、加齢に伴いこのような状態になってしまうと、元に戻らない可能性もあります。

真皮性しわ

肌の内側にある真皮の細胞変化が原因となるしわタイプです。
表情運動が繰り返すことで生まれてしまうともされています。
より詳しい原因ですが、肌の内側にあるコラーゲンやエラスチンが劣化・減少することです。
紫外線ダメージなどで細胞が減少すると、しわができやすい状態になってしまいます。
表情筋と垂直にしわができるのが特徴的。
加齢によって口の周りや顔の輪郭に出来ることが多いでしょう。

しわの対策予防について

しわがなぜできるのかが分かりました。
そのまま放置をするのでは無く、しっかりと対策方法を取り入れることでしわの改善や作らせない肌状態を作ることは可能です。

今すぐにできるのが紫外線対策

今すぐにできるのが紫外線対策です。
しわの中でも残り続けてしまう真皮性しわ。
これは、紫外線ダメージを受けると体内のコラーゲン・エラスチンなどの減少につながってしまいます。
また、紫外線は肌の乾燥も招いてしまうため、表皮性しわにも良くありません。
ですから、日焼け止めクリームなどを塗布したり、日傘や帽子などで対策を行って下さい。

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化粧品類の使用について

しわは化粧品類を用いることで改善できる可能性があります。
もちろん100%ではありませんが、しわタイプに合わせた化粧品類を取り入れることで改善が期待できるのです。
表皮性しわの場合はターンオーバーを整えることが大切。
丁寧に保湿を行う事で、乾燥のない肌を作ります。
そのことで、ターンオーバーが正常化されてしわの改善予防につながるのです。
真皮性しわの場合は、コラーゲン・エラスチンなどが含有されている化粧品類をしようするのがおすすめ。
肌の上からケアするのも効果はありますが、高い効果は期待できません。
身体の内側からアプローチできるものを使用するのも1つの方法です。

深刻なしわができている方へ

予防対策を行っていても、しわ改善がなされないという場合・深刻なしわで悩んでいるという方は「クリニック」へ相談をするのがおすすめです。
治療機器や医療機関だからこそできる治療方法で、しっかりとシワにアプローチしてくれます。

しわ対策は年代別に変えていこう


しわも色々と種類があります。自分の肌のしわがどれに当てはめるかを確認して、対策をする事が必要です。更に年代別の対策を知っておくと、しわ改善も進めやすいです。

しわを分類

まずは、しわについて知る事です。これも年代と関係してきます。

ほうれい線や目の下のしわについて

顔のしわの中でも、ほうれい線が深くなったり、目の下のしわはかなり目立ちます。マスクを長くしていたらほうれい線が深くなったなんて声もあるくらいです。
これらは、顔の表情筋と呼ばれる筋肉の衰えや皮下組織内の脂肪が増えてしまい、顔の皮膚が垂れてしまい、そこにしわが出来るのです。特に40代以降に徐々に出てきます。

表情じわとは

こちらは、眉間のしわや目尻のしわ、額のしわとして出てきます。これらは笑顔や怒った時に顔の特定の部位だけ頻繁に動くのを繰り返ている内に、しわが刻まれてしまい、目立っていくのです。そのため、20代や30代でもよく見られるしわです。

年代別にしわ対策を行う

こうして見ると、しわも年代で出やすいしわがあり、それがわかればしわ対策も立てやすいです。

20代の対策とは

20代であれば、基本的にはしわも少なく、筋力もしっかりとあります。表皮じわ対策を行えば基本的には十分です。そのため、やるべき事は紫外線対策と保湿です。紫外線は一年中の天候に関係なく、降り注いでいます。日焼け止めや日傘や帽子をよく使いましょう。若いからと油断して日焼け対策を怠りやすいので要注意です。
あとは、保湿クリームや保湿力アップの化粧品を使いましょう。他にはも洗顔は1日2回までに抑え、熱いお湯よりもぬるま湯での洗顔を心がけましょう。

30代からの対策とは

30代となると、コラーゲンの減少が目立ち始めます。それと同時にしわが増え始める年代です。
保湿や乾燥対策はもちろんですが、コラーゲン生成成分の含まれる化粧品を使いましょう。ビタミンC誘導体、レチノール、ナイアシンを含むかどうかチェックして下さい。

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40代の対策とは

40代になると、すべてのしわの対策が必要となります。コラーゲンを増やす化粧品利用はもちろんですし、表情筋の衰え対策も出てきます。そのため、顔のマッサージをすることをお勧めします。例えば、目を開け閉めを繰り返して瞼や目の周りの筋肉を鍛えたり、ペットボトルを加えながら息を吸ったり吐くことで頬の筋肉の維持に繋がります。また、箸を口に咥えて、口角を上げ下げしてほうれい線が深くなるのを防ぎます。

美容グッズについて
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50代の対策とは

40代の対策の継続が基本ですが、よりしわが深刻になってきます。この世代からはなかなかセルフケアでのしわ改善は難しいケースも出てきますので、美容クリニックの治療も検討して下さい。

未来の自分のために

しわが出てから慌てて対策をするのではなく、20代の頃からここで紹介したことを意識してやっておくと、未来の自分はしわも少なく美しく若々しくなれるでしょう。

■参考サイト:しわの原因
(https://www.hiroo-prime.com/shiwa_tarumi/knowledge/shiwa_cause/)